この度、大阪中央スズキ販売株式会社の社長に就任した、38歳の若きライオン、新社長に話をききました。
ー入社してからの経歴を教えてください。
2004年の4月から12月までがクインオートの篠山本社、その後2005年の3月までハナテン亀岡店、そこからユーポス三田店で丸10年経った、翌11年目にそこで店長になりました。店長2年目の2015年から奈良日産も担当させていただき、2018年から国産車ディーラー事業部で経営企画室長として新たなフィールドに取り組んでいます。
ー株式会社クインオートに新卒入社以来、そこからGLIONグループ一筋に取り組んできた中で、この度「大阪中央スズキ販売株式会社」の社長に就任し、かつ、昨年の組織再編以降、国産車ディーラー事業部の経営企画室長としての役割もあり、そのあたりの自分自身の業務バランスをどのように考えていますか。
大阪中央スズキに関しては、自分がトップなので、全てにおいて当然ながら責任を持たなければならないわけです。一方、国産車ディーラー事業部に関しては、本部長の下、いかにサポートできるかという部分に注力をしています。
業務に取り組む姿勢としては、昨年の組織再編で室長を任命された時点から何も変わっていません。
ー若い頃に既に人生設計をしていたということですが。
社会人になった時に当時いた店舗の店長から「営業に配属されたのだから、30歳で500だな」といわれたんです。つまり、30歳になった時に500万円の年収を稼ぐようになれと。
まだ新卒で社会人になったばかりの自分には、一向にピンと来ていなかったのですが、漠然と30歳になったら500万円稼げるようになろう。と思って、人生設計というよりは、それを一つの指針にしてきました。
ーそれは達成できたのでしょうか。
30歳といえば、結婚した翌年なのですが、その頃に目標の500万を越えることができました。そしてその翌々年にユーポス三田店の店長をさせていただくことになり、時を同じくして「いちか会」に呼んでいただけるようになりました。そこで、田畑代表はじめ幹部の皆様や顧問の皆様のご講話をお聴きする機会を得ることができたんです。その中で当社の顧問から「転機」についてのお話がありました。
それは「社会人になって最初の10年は会社に借りを作っている。次の10年でその借りを返す。その次の10年でその仕事を極めなさい」という内容でした。
そのお話がずっと脳裏にあって、ちょうど10年経ったときに店長として部下を持つことができたので、“部下を育てる”ことが借りを返すことなんだと感じました。今もなお「次の10年」の最中なので会社に借りを返すために部下を育てることに注力しています。そういう意味では次のタイミング、42歳になったときに、どう極められるか。また極めるとは、という部分を今からしっかりと考えていかなければならないと思っています。
ー仕事をする上で大切にしていることとは。
まじめ、であることですね。
ー自身にとっての「まじめ」とは?
ウソをつかないこと、でしょうか。2004年4月に入社して以来、そこを指針としてやってきました。
ライフプランは環境の変化などで変わっていくものですが、指針がしっかりとしていればぶれないと信じています。
ーこれまで、モチベーションをどのように維持してこられたのでしょう。
何につけても「自分のため」と思ったことは一度もありません。その大きな転機になったのはやはり結婚ですね。家族のために、が一番のモチベーションです。
独身のときには、もちろんたくさん給料が欲しいという思いもありましたが、その給料で両親や祖父母を食事に連れて行ったり、常に「誰かのために」という思いはありました。支えになるものがあれば、自分を奮い立たせることができます。
ー大阪中央スズキの今後の目標は。
入社して最初に配属されたのがクインオートの本社でした。そこからずっとクインオートでやってきて、会社の理念が沁みこんでいるんですね。常に物事を判断するときは社是やクレドを基にしています。WIN-WIN-WINになっているのか?コスト意識はどうか?などですね。そういう理念を伝え、会社のイメージするものを実現できる場所を与えていただいたと思っているので、無限の可能性を秘めていると感じています。
これまでの大阪中央スズキの持つ良い点を生かしつつ、そういった理念を浸透させていき、より上のレベルのフェーズを目指していきます。
ー入社間もない若い人や、これからGLIONグループに入って上を目指そうという人に伝えたいこととは。
まずは、今の場所でしっかりと自分を確立させてください。その先に違った角度から見ることが出来る別のフィールドが準備されています。もちろん、楽ではありません。身体的にも精神的にもしんどいですが、歯を食いしばって挑戦し続けていれば、次が必ず見えてきます。
そして、5年目でも10年目でもいいので、グループ内の他の店舗を見てほしいと思います。通常であれば、転職しないと出来ないことがGLIONグループにいれば体験することができます。振り返って見たとき、「違い」を見ることが出来たことがかなり自分の成長のために役立ったと思います。
GLIONグループにしか出来ないことを体験し、是非大きく成長して欲しいと思います。