車の知識ゼロから国産車ディーラー事業本部の経営企画室に

人事本部 野原 克昭  ✖  国産車ディーラー事業本部 経営企画室 尾崎 健太郎


■株式会社クインオート 国産事業本部 経営企画室 尾崎 健太郎
新卒として平成16年4月から篠山自動車総合センターで中古車販売の基礎を学び、その後12月にハナテン亀岡店へ異動、買取事業を担う。そして約一年後、ユーポス三田店へ異動が決まり、より深い買取業務に従事。その後、同店の店長に就任し、翌年の夏よりグループ企業である奈良日産自動車のスーパーバイザーを兼任。2018年4月に国産車ディーラー事業本部の経営企画室に大抜擢されることとなった。




車の知識はゼロ。
買取事業部で営業1位に


—GLIONグループで働くことになったキッカケは何ですか?
尾崎 僕が学生時代にアルバイトをしていた篠山の居酒屋にGLIONグループ社員の方がよく来店されていて会社の存在を知ったんです。そこから会社説明を受けに行ったのがキッカケですね。車の知識は皆無。外車と言えばベンツしか知らず、ワゴンRとムーヴの見分けすらつかないところからのスタートでした。

—クルマに関わる仕事って、学生の頃からやってみたかったんですか?
尾崎 全然。もっと大きな枠で言えば、別に車が好きで車屋さんに入った訳ではなくて、入った会社が自動車関係でしたので、別にこれが船を売っていれば僕は船売っていたと思います。

—意外ですね笑。買取事業とディーラーの仕事を同時に任されたというお話を聞いたのですが、きっかけって何だったんでしょう?
尾崎 奈良日産自動車との両立という仕事を与えて下さったのはほかでもない田畑代表です。田畑代表から言われたことは「お前の考え方は間違っていない、その考え方を奈良日産自動車に伝えて現場を変えてこい」だけでした。営業マンとして買取事業部では1番になる事はできましたが、グループの中に自分より成績上位の方がたくさんいることを知っていました。自分も店長を務めさせて頂いておりましたが、もっと大きな店舗を預かる店長、日本一のBMW正規ディーラーと言っても過言ではないモトーレン阪神の店長の方々など、自分よりすごい人がたくさんいるんです。そんな中で田畑代表は僕の考え方を強く推してくださり、チャンスを下さいました。

グループの掲げる考え方は
仕事だけでなく人生における取扱説明書


—尾崎さんの大切にしている考え方って何ですか?
尾崎 グループのクレドにも書いてありますが、「コスト意識」、「スピード」、「WIN-WIN-WIN」そして「感謝の心」などです。このマインドを徹底的に叩き込んでいただき、社会人としての基本的な考え方を自分自身にマインドセットできたことで、何かに悩んだり、迷ったりしたときの判断基準として物事をとらえることができるようになりました。いわば、グループの行動指針である7つの「G-MIND」は自分にとって人生における取扱説明書のようなものにすることができたわけです。

—グループの考え方をしっかりとマインドセットできている尾崎さんなら、きっと事業の壁を越えて活躍できると期待されていたんですね!奈良日産自動車ではまず何をされたんですか?
尾崎 奈良日産自動車では少しでもお役にたてるよう現場に入り込み、店舗の改革に取り組みました。奈良日産自動車はみなさん年上なんです。店長は50代半ば以上、営業マンも40~50代の人が多く、僕が配属された店舗では営業マンの一番年下の人が僕の4歳年上でした。そういう店舗にポンと行って、僕は元々買取事業にいた若造ですので、ディーラーで働いておられる方からすると「誰だこいつ」といった感じだったと思います。僕自身、新車ディーラーは未経験でしたが、彼らが持っていなくて僕が持っていたものはユーポスでやっていた「査定」なんですよね。

—「査定」という強みをディーラーでどのように活かして店舗を変えたんですか?
尾崎 査定の話があれば、「こんな風に商談したらどうですか?」みたいに、ちょっとずつ営業マン一人一人の懐に入っていったんです。そうしていくと下取りでの粗利が目に見えて向上していったので、チャンスだ!と思って、「○○さんの下取りがこんなにも利益でたんです!」ってアピールではないけれど、プレゼンみたいなことをして現場を盛り上げていきました。その辺から色々と認めてもらえられるようになって、奈良日産での仕事が上手く回りだした実感がありましたね。そこからグループの行動指針である「G-MIND」を拡げていく取り組みを行ってきました。段階を経ることでうまく“考え方”を伝えることができたのだと思います。そしてその延長線上に次のステージである今の状況があるのだと思っています。

商売の判断基準は
“全員が喜ぶ”かどうか


—グループの行動指針、「G-MIND」の中でも尾崎さんが1番大切だと思うものは何ですか?
尾崎 「感謝の心」と、もう1つは「WIN-WIN-WIN」ですかね。本当に会社に入って「コスト意識」や「スピード」を大切にするのは仕事をする上で至極当たり前だと思うんですけど、「感謝の心」って僕は本当に理解できていませんでした。よくテレビとかでも観るんですよ。宮里藍さんとか浅田真央さんとか、若いアスリートが表彰インタビューで「私を支えてくれた家族、スタッフ、皆さんに感謝します。そして、応援してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」って。そういった部分を会社で教えて貰えたのは自分の人生にとっては大きな財産になったと思います。

—「WIN-WIN-WIN」であるかどうかって、普段どんな風に判断されているんですか?
尾崎 これは誰も喜ばない商売はしないっていうことです。この商売はやっぱり、現場での買取や販売の商談が重要になってくるんですけど、例えば販売の場合、新車なんかだと値引きをたくさん強要されるお客様っていらっしゃると思うんです。ここで売るか売らないかの判断する時に「これ誰が喜ぶ?」っていうまず1つのクエスチョンを置けること自体が商売の判断の基準。100万円値引きして喜んでくれる、でもこっちは喜ばないよね?じゃあ、この商売成り立たない。ひょっとしたら50万円の値引きでも上手く伝えれば納得して満足して貰えるんじゃないか。それなら販売側もWINで、お客様にもWINを与えることができたわけだからこの商売はWIN-WINになる。というような判断の基準が持てたのは、会社のお蔭です。

 

どれだけ準備、イメージができているかで
仕事の出来栄えは0点にも100点にもなる


—ちなみに、そういった考え方をどのように仕事に落とし込まれているのですか?
尾崎 
GLIONグループにとって日報とは不可欠なツールです。仕事に対してどれだけ準備、イメージができるかでその仕事の出来が0点にも100点にも変わる。どうせやるなら100点以上を目指さない手はないわけで、それを実現するためのものが日報。段取り8割、仕事2割と事前にイメージすることがどれだけ重要か。また、その仕事を終えた時にイメージ通りなのか、そうでないのか。そうでなかった時に次に打つ手はなんなのか。PDCAを繰り返し繰り返し行うことで今日の自分より明日の自分の方が成長している。当然、明後日、来週、来月、来年の自分はもっと成長している。これを目指すのですがその根幹にあるのが感謝の心、コスト意識、スピード、WIN-WIN-WINです。日報を作成、結果に対して反省するときに上記のマインドが盛り込まれるように意識しています。

—店長だと、自分だけでなく部下にも落とし込みをしなければいけないですよね。
尾崎 店長という立場でスタッフの日報を指導する際にも同じように判断しています。営業マンが成長を実感したり、成績を上げたり出来た際に必ずこのマインドにあてはめて成功の要因を共有します。また、お客様へ満足を提供し、喜んでくださっている姿を見て営業マン自身がうれしく思っていることを認識させよりよい満足の提供につなげていくよう意識的に指導をしたりしています。

—なるほど。自分で実践してもらい、考えて学ぶ。素晴らしいですね!
尾崎 僕の主観と、当人らとの主観の差があると思うんですけれども、ただ自分としては判断の基準として染み付いてしまっているので、ここはひょっとしたら上司の横暴かもしれませんけど、いくら営業マンがこういった形で販売したい、こういった形で買取したいって言っても、「WIN-WIN-WIN」や「感謝の心」に繋がらないのであればNOですね。つき返しますね。だから営業マンは顧客と僕との間で条件をいったりきたりするんだけれども、僕にも当然営業をかけてくる。僕はそういった信念をもってNGの時はNGと跳ね返すので、彼らは彼らで僕に対して攻略をきっとしてくるんですよ。こう言わんとあいつはOKしないと笑。僕をOKさせるにはこうだけれども、お客さんにもOKをとらないといけないので、じゃあどうしようか。このやり取りがいわゆる“マインドセット”というものに繋がるのかなと思っています。

買取事業部と新車ディーラーの店長を経て
今年4月、国産車部門 経営企画室長に


—組織再編を経て、これから国産車部門の経営企画室で取組んでいきたいことってありますか?
尾崎 今回この組織編成において、国産ディーラー事業部って形でメーカーの枠を超えて面で捉えるようなことになるじゃないですか?これって大きなシナジーが生まれる環境が整ったと思うんです。実際に自分がユーポスの店長をしながら奈良日産に入らせてもらって、奈良日産自動車から持ち帰ったものって結構あるんです。ディーラーってこういう考え方でやっているとか、ディーラー営業マンはこういう判断基準持って商売しているとか。そういったものを買い取りの商談に活かしたり。また反対に奈良日産自動車に入った時は、買取手はこういう風にやっていると、こんな風に落とし込んでくるよなど、相互にいいところをプラスにできている。これは2つまたがってやったからこそ成し得たことになるので、それを日産だから、スズキだから、三菱だからという枠では留めないで、面で捉えられるようになれば本当に相乗効果が生まれるんじゃないかと思っています。それを経営企画という名で纏めるのであれば、その一端を担えるってことは非常に有難いことですし、自分にとっても色んな新しいメーカーといいますか、知識と経験の蓄えに絶対になるので、自分の将来には必ず役に立つと思って全力で挑みたいです。

—ありがとうございます!最後に、尾崎さんの思うGLIONグループの良さを教えて下さい!
尾崎 車に興味なくても大丈夫なところですかね。全く問題ないと思います。車好きでなくても。車のことわかっていなくても、こうやって…(笑)勿論好きな人の方がスタートは早いかもしれませんが、十分に追いつけますから。仕事をする中でね。当然努力は必要だと思いますけど。GLIONグループでは自動車事業以外にも幅広い事業を展開しているので、ディーラーの営業で入った新卒の子でも「自分を成長させるために違う商品を売ってみたい!」と声を上げれば、全く違う仕事に携わることができる可能性もあります。そういった意味では門戸は広く開かれている会社ではないかと思います。どんなことでも、どんな形であっても、自分の想いさえしっかり持っていて、与えられたポジションで、与えられた場所で、適切な結果さえ残せば自分の理想を実現できる会社です。

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