~整備士の道は決して1本ではない~ 内定を1度辞退したものの、自分に合う“整備士としての道”を見つけた男のインタビュー

今回は、3年半整備士として勤務した後、サービスアドバイザーを10年経験し、現在はアフターセールスマネージャーとして活躍しているGLIONグループ モトーレン神戸の伊藤が登場。自動車整備士と一口に言っても、仕事内容やポジションは多種多様。もしこの記事を見ているあなたが、整備士という仕事に興味があるものの、整備士としての未来に疑問を感じているのであれば是非読んで頂きたい。あなたもGLIONグループという広いフィールドでまずは整備士になって、整備士の枠を超えた仕事にチャレンジしてみませんか?

 

 

整備士の内定を辞退し、本当にやりたいことを探して気づいたこと。


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■株式会社モトーレン神戸 姫路支店 アフターセールスマネージャー 伊藤 隆太
短大で2級整備士の資格取得後の1999年、モトーレン神戸の前身であるニュー兵庫自動車に入社。3年半整備士として勤務した後にサービスアドバイザーを10年経験し、現在はアフターセールスマネージャーとして4年目を迎えている。
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本日はよろしくお願いします!伊藤マネージャーはモトーレン神戸に入社する前、何をしていたのですか?

実は学校を卒業する時にトラック会社に内定をもらっていて配属先まで決まっていました。社宅の相談を兼ねて本社の見学をしにいった時に、作業されている方をみて、イメージしていた仕事と少し違うと思い、翌日に担当者に電話をして辞退させてもらいました。その後1年間は派遣でいろいろな仕事をしたので新卒入社というわけではありません。

内定を辞退した時、どんなことを考えていたのでしょう。

当時は「真っ黒になる仕事はちょっと‥」という気持ちも正直ありました。でも、それより「本当に自分は整備士で良いのか?」と考えるようになったんです。なので、その1年は派遣会社に登録して毎日違う仕事をしました。おそらく100種類くらいの仕事をしましたね(笑)。

その中にこれからやっていきたいと思える仕事はありましたか?

いえ。それよりも大事なことに気づいたんですよね。父親もこうやって苦労して働いて稼いだお金で自分を学校に行かせてくれたのかと。その恩を感じたこともあって、やっぱり自分は整備士として働くことを決めました。

 

 

 

結局整備士になるも、やりがいをMAXに感じることはできなかった3年半。


なぜ、モトーレン神戸で働くことになったのでしょうか?

たまたま縁がありました。当時のニュー兵庫自動車(現モトーレン神戸)に入社して、整備士として3年半仕事をしたのですが、「あれ?この仕事は違うのかもしれない」という気持ちも持っていました。

それはなぜでしょう?

高級車であるBMWの整備をしてお客様が気持ちよく乗られているところを想像すると、やりがいは感じます。ただ、想像だけで“実際に見えない”ことが僕にとって違和感があって。正直転職も少し考えました。

なるほど…。転職も考えていたということですが、そこからなぜ残ってサービスアドバイザーになる道へ進んだのでしょうか。

ある日、賞与の査定で呼び出されたのですが、そこで「来週からサービスアドバイザーをやってくれ」と言われました。転職を考えていたくらいなので、即答できなかったのですが、知人にも相談してみたところ、「全く違う仕事に転職したつもりでやってみたら?」というアドバイスをもらってやってみることにしました。そこからサービスアドバイザーを10年やって、今はサービスマネージャー4年目になります。

もう14年経つということは、この仕事が伊藤さんにハマったわけですね!

 

 

 

整備士からサービスアドバイザーに。お客様と整備士の架け橋になり、スタッフの“やりがい”を生むことは大切な仕事。


整備士の時と大きく変わったことはありますか?

直接お客様と話をするようになるので、責任感は増しましたね。また、車の知識や会話、接客の仕方、物事の考え方は、自分が1人で身に付けたことではなく、お客様や先輩、上司からアドバイスやお叱りを受けたからこそだと感じています。整備士をやっていた時なんて「お腹痛い」って休んだりしていましたから、意識は大きく変わりました(笑)。

責任感は、仕事をある程度任されるようになるからこそ生まれるのかもしれませんね。そこからマネージャーになるわけですが、先輩として整備士の皆さんに伝えていることはありますか?

整備士時代の僕は自分が作業をした車がどうなっているのかが見えないことにモヤモヤしていたので、整備士達にはそこを知ってもらおうとしています。「あなたが車検をしてくれた車が調子よく走っていて家族とドライブを楽しんでいる」と整備士に伝えてあげるだけでも、少しはやりがいに繋がるのではないのかなと。「この車の車検やりました。終わり、ハイ次」とただの作業として仕事をしても面白くないですから。

 

 

 

マネージャーになり、意識しているのは“売上 < スタッフが気持ち良く働ける環境”


アドバイザーからマネージャーになって仕事や考え方で変化はありましたか?

今は“スタッフのために仕事を頑張っている”という意識ですね。かっこつけたことを言っていますけど(笑)。でも本当です。みんながいて、一緒に仕事して、楽しそうに笑っているところをみると、自分はここで頑張らないとっていう気持ちになるんですよね。人間なので仕事で心が折れそうな時もあるじゃないですか?そんな時でも、スタッフ達と会話したりするとモチベーションが上がるんです。

雰囲気の良い店舗を作られている結果ですね。

スタッフが楽しく、風通しが良く、働き甲斐のある店舗にするために僕たちサービスマネージャーがいるんじゃないかなと思っています。売上よりもそちらを意識していますね。

とはいえ、伊藤さんはマネージャーでなので売上の管理もしなければならないですよね?

もちろんです。ただ、目標は月次で3年以上達成してきています。スタッフが気持ちよく働けることを意識していたら後から数字がついてきている、という感じです。スタッフが頑張ってくれていて本当にありがたいですね。

 

 

 

社内ではなく市場に認められる人材の育成をする。


世の中が人手不足になってきている中で自動車業界は人材の確保が大変になってきていますが、伊藤マネージャーのチームは「辞めないチーム」になっています。何かチーム運営においてコツがあるのでしょうか?

さっき言った店舗作りももちろんそうなのですが、特に辞めないようにしているわけではないです。ただ、もし辞めたとしても次で通用するようにここで実力を身に付けなさいと言っていますね。だから、少し変かもしれませんが「辞めるな」ではなくて「辞める」話をしています。

「社内ではなく市場に認められる人材になれ」ということですね。

よそにいっても「凄いね」って言ってもらえるように指導しています。とはいえ、それでも辞めたいというスタッフは出てきます。それは仕方のないことだと思います。その場合、1回目は理由が何にしろ、話をしっかり聞いた上で止めます。

ポジティブな理由でもですか?

そうです。例えば過去には「違う業界の営業にチャレンジしたい」と言ってきたスタッフがいました。それ自体は良いことだと思いますが、一旦は全力で止めました。「その業界で成功している人は1%。それなら強みを活かして、今の仕事を続ける方がよくないか。良く考えてみて。」と、少し厳しい言い方かもしれないですが、真剣に話をしました。後日、「それでもチャレンジしたい」と言ってきたので、「じゃあ頑張ってこい!」と、背中を押しました。

長年、整備士という仕事を見てきた伊藤さんと話すことで、転職を考えているスタッフも自分の未来をしっかりと考える機会になっているわけですね。

だから、どんなポジティブな理由であっても一度止めますし、「それで大丈夫か?」という理由でも止めた後に「転職します」と言って来たら、しっかり考えた上で判断したと思うのでそこはもう止めません。

直近で退職者は出ていないんですか?

辞めないチームにはなってきていますが、実はここ2年で2名退職者が出ています。でも家業を継いだり、新たなことにチャレンジしたりで決してネガティブではないですし、辞めた後でも遊びにきてくれたりするので嬉しいですね。

 

 

 

当初、職場環境は決して良くなかった。スタッフを1人ずつ巻き込み、大きな渦を作る作戦でチームを1つにした。


実は4年前にここに来た時は、仕事をする上であまり良い状況とは言えなかったんです。細かくは言わないですが、みんなの仕事に対する考え方が甘かったし、良い仕事ができる環境でもありませんでした。それを何とかしようとしていた僕も一人浮いてしまっていました。

どうやって今の状態にまで持ってきたのですか?

まずは仕事をする中でキラリと光るものを持っているスタッフを自分の方に巻き込むんです。仮にA君を仲間にしたら、次はA君の周りをよく観察して、A君に引っ張られてキラリと光った瞬間にB君も巻き込んでいくみたいなことを繰り返していきました。そうやって各々が小さく巻いていた渦を一つの大きな渦にすることができた、というのが今ですね。

渦ですか?

そうです。チームで大きな渦を作れば、潰そうとしている人の小さな渦も巻き込まれる。そうして引きずり込んでいけば、結局は一つのチームになれるんですよね。

その当時在籍していた方は今でも残っているんですか?

ほとんどが残っていますね。でも、最初は本当にしんどかったですね。負けたくなかったし、やりきるつもりでしたが、娘が誕生日に「お父さん、毎日遅くまで仕事しているけど、体壊さずに頑張ってね」って手紙を書いてくれた時は大泣きしました(笑)。

 

 

 

人材育成、良い環境作りに必要なのは、AIではなく人間だからこそできる“理解してもらえるまで伝える”指導。


人材確保が難しくなっている最大の理由は何だと思いますか?

人材の育成ができていないのだと思います。個人がやらなきゃいけないことの量や責任だけはどんどん大きくなっていますが、その人材が必ずしもしっかり教育されているかというとそうではないことがあります。サービスマネージャーの立場でいうと会社ではなく店舗で人材を育てる、という意識で育成をしないとダメですね。もちろん最終的なバックアップは会社にお願いしますが、まずはしっかりと店舗で力を身に付けることが大事だと思います。僕は育成においては自信を持って「やっている」と言い切れますね。

では、育成において大事にされていることはありますか?

スタッフがお客様のために行動できるよう、私はスタッフのために何をするべきかということをしっかり考える、ということですね。

具体的な例でいうと?

例えば、お客様に「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」をなぜ言うのか、15分ほどで終わるクイックの作業でもお客様の車の窓はきれいに拭きますが、なぜ拭くのか、とにかく「なぜ」「なぜ」を繰り返します。お客様に対して感謝を表す為に窓を拭く、これが理解できていないなら窓を拭かなくていいと指導します。

たしかに、「ありがとうございました」を言う時に、「なんで言うんだろう?」とはなかなか考えないですね。

仕事には何でも理由があると思っています。でもなぜやるのかを最初からわかっているスタッフばかりではないし、1回言われたから理解できる人ばかりでもないので、何回も何回も伝えることを徹底しています。事務所に紙を貼っているだけでは次の世代のマネージャーは育たないと思いますし、人間にしかできない部分だと思うので、そこができていればAIが仕事を取っていく時代になっても何の心配もないと思っています。

 

 

 

これからは、枠を超えた人材の育成に挑戦したい。


伊藤マネージャーのもとで次を任せられそうな人材は育ってきていますか?

今はマネージャーの下にサブマネージャーというポジションができたのですが、もちろん次のマネージャー候補として考えています。僕たちの次を任せられる人間を作る、そしたらまたその下のスタッフを教育する。今後のモトーレン神戸のために、自分も中心になってこのサイクルをしっかりやっていきたい、と去年の秋くらいに部長と話をしました。

では、うまくいっているわけですね?

そうですね。一緒に働いていたスタッフも何名かサブマネージャーになりました。選ばれる理由は素質が大きいと思いますが、「誰かいい人いないか」と声が上がった時に、「姫路の〇〇は?」と声が掛かるのが本当に嬉しいですね。次は彼らがマネージャーになると考えたら、めちゃくちゃ嬉しいし、どう育つのか楽しみです。

では最後に伊藤マネージャーの今後の目標を教えて頂けますか。

人材の育成にもっと力を入れたいですね。今はモトーレン神戸だけを見ているのですが、グループ全体の教育にチャレンジさせてもらえるのであればやってみたいです。人材の教育に携われるのであれば、受け持つ人数や場所、立場は関係ないと思っていますので、全力で取り組みたいです。

ありがとうございました!

 


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