≪トヨタブランドをモンゴルで≫モンゴル最大級のトヨタディーラーの店舗運営を担う若きライオンの今後のビジョン。

GLIONグループは現在、モンゴル、ミャンマー、タイ、ケニア、そして今年8月に5か国目となるベトナムに三菱正規ディーラー店舗オープンと自動車事業における海外展開が加速しております。
なぜ海外で自動車事業を広げるのか、またその地で働く駐在員はどのような想いでどのように働いているのか。

今回は2016年7月29日、モンゴル最大級のトヨタショールーム及び整備工場をオープンしたムンフハダ(ライガーホールディングインターナショナル)所属の遠藤へのインタビューです。
モンゴルでのトヨタのシェアは、新車市場で約6割、日本からの輸入中古車の約9割もトヨタという圧倒的地位を占めています。そんなモンゴルで新たな企業価値及びサービスを提供し、お客様からの支持を獲得するために既存店舗から移転し、大きくリニューアルオープンした同店の今後の展望とは。

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モンゴルの経済成長を見据えた店舗展開。
その手ごたえは年を追うごとに増している。



これまでの経歴================================

■海外事業本部 東アジア事業部 部長 遠藤 正彦(えんどう まさひこ)
大学卒業後、新卒でGLIONグループに入社。約半年後からモンゴルで展開するディーラー事業に参画。それ以来2018年現在までモンゴルでの関連事業に従事中。参画当初はサービス部門のマネージングに携わり2017年からは新車販売部門のマネージングと領域を広げ、新車販売開始、店舗移転、整備工場建設サービス業スタート、アフターサービス/ディテイリング事業スタート、ファイナンスサービススタートといった様々な規模拡大・事業拡大を実施する。現在は現地法人社長の右腕として店舗全体の運営を担う。
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―遠藤さんお久しぶりです。早速ではありますが、本日はよろしくお願いいたします。まず、現在運営しているモンゴルでのトヨタ正規ディーラー店舗は中心部から離れたところにオープンしたということですが、その意図とは?
よろしくお願いいたします!この店舗は2016年7月にモンゴル最大級のトヨタショールーム及び整備工場としてオープンしたのですが、当時のモンゴルでは、首都ウランバートルの2km四方の中心部に各自動車ブランド正規ディーラーが点々と存在しているだけでした。
過密しすぎた市内中心部では排気ガス、騒音の問題や慢性的な渋滞、そもそも十分な土地が余っていないこともあり、今後必ず郊外の開発が進んでいくだろうと予測したためです。そのため当店はあえて中心部から15kmほど離れた周りが当時は草原の中にぽつんと、1万平米のトヨタディーラーをオープンさせました。

―なるほど。2年経った今、店舗周辺に変化はありましたか?
今では、Porsche・Audi・BMWのディーラーがメインロードの並びにオープンし(一部予定)、市役所や国の行政機関も数年以内に近隣に移転してくる予定です。学校、マンション、ショッピングセンターも続々とオープンしており、さらにまだまだ建設され続け、将来有望な立地と期待は膨らんでいくばかりですね。

―予想がぴったりとはまっているわけですね。現在は他ブランドも近くに出店してきているという事ですが、どのようなお客様が来られるのでしょう?
基本的には企業経営者のお客様が多いですね。当店が扱うのはランドクルーザーという高級車ですので、まだまだモンゴルの一般的な層の方々が買えるような金額ではないです。

 

 

ランドクルーザーが人気。車両販売台数は毎年約1.5倍にUP


―主力車種はやはりランドクルーザーですか?
そうですね。舗装が十分されていない道路が多かったり、山や草原に行って週末にアウトドアを楽しんだりすることから、ランドクルーザーシリーズ(LC200、LC150(プラド)、LC70)が古くから人気です。世界中で同様ですが、何十年にもわたりトヨタのランドクルーザーが培ってきた頑丈、壊れにくいというイメージは強力なブランド力となっています。

―モンゴルと言えば厳しい道路状況もそうですが、冬はとても寒いと聞いたことがあります。
そうなんです。冬場にはマイナス40度以上になる環境で万が一車の暖房が壊れてしまったら命に関わります。人口密度が世界一低い国なので、ディーラーからお客様の家まで数百km離れているという方も多くいらっしゃいます。鉱山事業が国の重要産業となっており、岩場や泥地、粉塵が舞う中安定して車が使用し続けられることは仕事をする上でとても重要ですので、モンゴルの様々な環境にランドクルーザーの信頼性がマッチしています。

―販売台数は年々増加傾向にあるのでしょうか?
はい。そういったブランド力を武器に、モンゴルではここ8-10年での経済成長に合わせて、車両販売台数は毎年1.5倍程度増加しています。つまり毎年新しいお客さんが倍々調子で増えていくということです。それに合わせてもちろん正規サービスを受けたいというお客様もどんどん増えており、同時に15台の修理ができる弊工場内も毎日パンパンです。

―すごいですね!しかしその一方、現在出店している地域も開発が進むにつれ車のインフラが解消されていくという状況も生まれてくると思います。その点ランドクルーザーという厳しい道路状況でも活躍する車の需要は続くのでしょうか?
どんなに整備されていっても半径何十キロという範囲だと思います。国土で考えるとその何百倍もありますので、やはり頑丈な車の需要というのはそこまで変わらないのではと考えています。ただ、これからモンゴルの経済にともない、ランドクルーザーよりも安い価格帯の新車販売を強化していく必要はあるかと感じています。

 

 

ITインフラの加速がマーケティングに及ぼす影響


―日本とモンゴルのマーケティングの観点でいうと、どのような違いがあるのでしょう?
モンゴルは歴史的に遊牧民であったため、住所が明確でないという事もあり郵便の仕組みが普及していません。そのためDMを送ったり、お客様のご自宅や職場に伺うということはあまり一般的ではありません。ここは日本とは本当に違いますね。一方でデジタルインフラが急速に発達したおかげで、日本以上にFacebookなどのマーケティングツール、チャットツールが世代問わず普及しております。

―意外でした。ある意味、モンゴルは日本以上に最先端というわけですね…!
そうですね。広告宣伝やお客さんとのコミュニケーションツールとしてそういったSNSアプリの使用が一般的です。DMやチラシ、電話などよりコストがかからず多くのリーチが得られるためとても効果的でもあります。日本から見ると従業員とお客様が直接スマートフォンで連絡先を交換するのは不思議な光景かもしれません。

―他の国のトレンドを調査したり、などということも現地では行われているのでしょうか?
もちろんです。お客様の情報のキャッチアップが早いのもこの国の特徴です。インターネット上で国境なく得られる車の情報が人口300万人の国ではまたたく間に広がっていきます。
幸い弊社には英語、日本語、ドイツ語、中国語、ロシア語、トルコ語、カザフ語が扱える従業員がいますので、世界のトレンドを作っていく国々や近隣の国々の情報を入手する事ができます。当然ながらお客様よりも先に情報を得て、それをマーケティングに活かしていっております。

 

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経済成長が加速した時の対策が同店の成長の鍵。
ムンフハダの今後の展望とは。


―では、同店の今後の展望は?
「日本の自動車会社が海外で自動車会社をやる意味」を確立していきたいと思っています。
まだまだモンゴルにある1ディーラーという立場の当店ですが、そこに「日本の自動車会社」のエッセンスをセールスの面・サービスの面・その他様々な面に加えていき、オンリーワンでありナンバーワンの店舗にしていきたいと考えています。

―具体的にはどんなことを考えられていますか?
少し大きな話をすると、日本からの高品質な中古車を日本の高品質な整備力を持ってモンゴルの市場に流通させる。そうする事でモンゴルの車のインフラをアップデートしていくという事は当店の使命であるとも考えています。モンゴルではまだまだ劣悪な中古車が流通し、十分な整備を受けるという事がなされていません。そもそも「車検」という決まったものがないので。ですので、日本の高品質な車両を高品質な整備で提供し、車を整備して安心安全なカーライフをご提供するという活動も担っていきたいと考えております。それがGLIONグループであれば実現できると思います。

―車という一つのツールから、GLIONグループがその国の方々の生活にまで影響を与えられるとなると、素敵ですね。
はい。しかし、日本のおもてなしが全てそっくりそのまま「もてなされた」という感想にはならないため、海外ではその地の文化・習慣を理解しなくてはいけません。日本のやり方がまったくそのまま通用するのは日本人だけ、ということも事実であり理解しなくてはいけません。また、当然アメリカ、ヨーロッパ、東南アジア、中国、ロシアの流行、市場などの最新情報を常にウォッチし、モンゴルでの印象、感想、意見を十分に議論し、実践し、PDCAを回し、最善を尽くしてアップデートしていくという事も常にしなければいけません。まだまだ不十分な点が多々ありますので当店スタッフと共にプロフェッショナルになるべく日々勉強です。

 

 

『いろんな国で挑戦したい』
英語力だけでなく、誰にも負けない経験を積みたい


―GLIONグループに入社し、早くから海外で働く事になったかと思いますが、その経験から身に付いたことと言えばどういったことでしょう?
私は多少英語がわかります。日本にいれば日本語と英語ができるというのはとても優位なことだと思っていました。しかし海外(特に英語圏ではない世界)にでると、自国の言葉+英語+隣国の言葉/留学先の言葉/親の出身の言葉、など3カ国語(トリリンガル)以上扱えるビジネスマンは珍しくありません。ですから2カ国語(バイリンガル)の能力は、単に2カ国語の能力、で終わってしまいます。多少ドラスティックかもしれません。もちろん英語ができるだけで十分な環境も海外に相当数あります。でもそういう厳しい環境に身を置くことで、自分は2カ国語しかできないのだから言語以外に武器を持たないと、という意識・プレッシャー・モチベーションを持つことができています。

―英語が話せることに満足せず、自分の武器になる他のスキルも磨く努力をしているということですね。
そうですね。海外で現地で働く優秀なスタッフと対等に接するため、わざわざ日本から海外に行き現地の人々をリードするためにはそういった環境で自分の武器・魅力・価値を高めていかなくてはいけません。世界地図を俯瞰して将来の経済を考えてみると、これから成長していく国はもはや英語圏ではありません。もちろんその中でリーダシップを発揮する人々は英語ができると思いますが、マーケットに向き合い事業を成功させるためにはその国の言語を理解することが重要になります。言葉には歴史や習慣、考え方が詰まっています。喋れる必要はありません。流石にそれは私も辛いです。英語でも精一杯です。でも、現地に実際に行くからこそ言語に触れることができます。これは日本の語学学校で勉強することでは得られず、海外で働くからこそ身につき、経験できることだと思います。

―その通りだと思います。では具体的にどういう武器が身に付きましたか?
マネージメントというところのスキルは格段に上がったかと感じます。今の課題は自分が介入しなくても現地スタッフだけで考えて行動ができるようなマネージングからコーチングにシフトしなければいけないなと感じています。かなり難しいですが、楽しんでやっています(笑)。

―では最後に、遠藤さん個人としての今後の展望を教えてください!
私は、レッドオーシャンの大海原で沈みゆく船の中のどこで息継ぎをするかを見つけるようなビジネスではなく、これから旅に出る豪華客船のための出港準備のようなビジネスをしていきたいと思っています。幸運なことに、私はGLIONグループという舟に出会うことができました。これからも様々な国の人々といろんな国・経済・政治などの環境、ビジネスの考え方・仕事の進め方を学び、感じ、自分の能力を昇華させていきたいです。

―場所や仕事内容にこだわらず、ということでしょうか?
はい。この事業がしたいという決まったものはなく、ただ、1点どこの国に行っても通用する人材になりたいと思っています。私がモンゴルにいつまでいるかということはわかりませんが、いろいろな国でチャレンジしたいですね。20-30年後日本の人口が1億人以下になり、2人に1人がおじいちゃんおばあちゃんとなってもマーケット感覚を持っていられる人材でありたいと思っています。

―遠藤さんの今後の活躍に期待しています。本日はありがとうございました!

 


【店舗情報】
Munkhada LLC  TOYOTA Authorized Service Station
所在地                  Ulaanbaatar city,Yarmag-17110,
Naadamchdiin Road 901
店長                     Delgernaran  Batnasan
工場長                  Eric Hendrickson
TEL                      +976-9575-3333
敷地面積              15,000 Sqm
HP                     http://www.munkhada.com/


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