≪新卒2年目の野望≫海外展開が加速するGLIONグループでケニア2店舗の整備工場事業を1手にマネジメントする鈴木氏にケニアのあれこれを聞いてみた。

GLIONグループは現在、モンゴル、ミャンマー、タイ、ケニア、そして今年8月に5か国目となるベトナムに三菱正規ディーラー店舗オープンと、海外における自動車事業の展開が加速しております。
なぜ海外で自動車事業を広げるのか、またその地で働く駐在員はどのような想いでどのように働いているのか。Hello!GLIONでは、GLIONグループの海外事業にフォーカスし、そこで働く人物を紹介。現地での事業展開や今後の展望、そこで働くやりがいをGLIONグループ広報部が紐解きます。

今回はケニアを紹介。GLIONグループに新卒入社してまだ2年目の鈴木は現在海外2店舗の整備工場を運営し、駐在しながら30名のスタッフをマネージメントする活躍ぶり。彼に詳しく話を聞いてみました。

 

 

「世界で戦える人材になりたい」と思い、留学を経てGLIONグループへ


これまでの経歴==================================
■株式会社ライガーホールディングインターナショナル  鈴木 健(すずき けん)
大学を卒業後、英語力をつける為にマレーシアに留学。MBA課程の途中、本当の経営、ビジネスを知らないと学びが少ないと感じ就職活動を開始。業界にこだわらず、自分で行動できる会社、ポストを探し、現:株式会社ジーライオンの菊地社長を紹介していただく。2017年HAA神戸海外事業部に配属され。営業業務を行いながら、海外のお客様のサポートやアテンドを担当。同年にケニアの話があり、グループのK・バロウに研修目的で出向。2017年11月からケニアに駐在し現在に至る

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―鈴木さん、本日はよろしくお願いいたします。GLIONグループに入社してまだ2年ですが、既にケニアの2店舗のマネージメントをされていてすごいですね。学生時代は将来をどのように考えていたんですか?
鈴木
 大学卒業後は世界で戦える人材になりたいという強い思いがありましたので、マレーシアの大学院へ入学しました。マレーシアの大学院へは様々な国の人が通っていたので、その分刺激を受けて、様々な価値観を持つように努力していましたね。

―マレーシア!そもそもなぜ「世界で戦える人材になりたい」と思っていたのですか?
鈴木
 自分がハーフということもあり、外国人に対する抵抗感がなかったこともあるのですが、「自分の付加価値を上げたかった」というのが一番の理由です。ビジネスのスキル+語学があれば、当たり前ですが、他の人に比べて強いのではないかと考えていました。

―その語学留学を活かし、現在ケニアで活躍されているんですね。それではケニアについてインタビューさせてください!
鈴木 はい!こちらこそよろしくお願いします!

 

 

高品質・低価格・便利さ≫ケニアの自動車整備事情を考えた整備事業の在り方


―現在、ケニアでは整備工場を2店舗を運営していますよね。1店舗目は、老舗のガレージをM&AしGLIONグループで運営を開始し、今回オープンした2店舗目は、ほぼゼロベースからのスタートだとか。ケニアの整備工場とは、日本と比べてどのような特徴がありますか?
鈴木
 現状、ケニアで車をサービスする際は正規ディーラーか、タイヤ館やオートバックスのようなチェーン展開しているガレージ、もしくは露店の整備屋に持っていくのが基本的な選択肢です。しかし、ディーラーは日本の物価目線でみても高く、よっぽどのお金持ちでない限りは利用する事ができません。また、チェーン展開してるガレージもディーラーより安価ではありますが、できることが油脂類の交換など基本に留まり、診断や修理は専門外となります。そして、露店ガレージというのがとても劣悪で、技術も知識もなく、整備に出すと傷をつけられたり、ひどい場合ですと、部品の盗難・偽部品の使用、交換したと嘘をつくなど信頼できるものではない状況です。

―なるほど。それだとなかなか安心して預けることができないですね…。GLIONグループの運営する整備工場は他の店舗とどういった違いがあるのでしょうか
鈴木 
我が社の強みは‘価格・品質・便利’です。当社では正規ディーラーより安く、ディーラー以上の品質・サービスを提供する店舗として現在整備事業を展開しております。ディーラーの様に縛りは多くないため、可能な限りお客様のニーズに沿えるようフレキシブルに対応し、“車のコンビニエンスストア”を目標としてます。また、実は日本人であるだけでもなかなかの集客があります。ケニア国内の車の90%以上が日本からの中古車なので、車の設定、ナビ、説明書、整備記録簿などすべてが日本語です。これらに対応するだけで、とてもお客様によろこんで頂くことができます。

―日本の製品やスタッフは、現地の人々にも信用してもらえているということですね。それぞれの売上状況はどうでしょう?
鈴木 ケニアで1店舗目の整備工場を運営してから10か月ほど経ちますが、売り上げは2倍以上となりました。マネジメント方法も変わり、新設備を導入したことで、新規のお客様が格段に増えました。車種の傾向としては、地域柄が強く出ます。一店舗目の近隣には国連や大使館が多くあるのでランクル、ランドロ-バーなど大型SUVが7割近いですね。たまに、防弾車がくることもあります(笑)。2店舗目は開店して1か月ほどですが、お客様の層はアッパーミドル層の方がメインとなります。車種の傾向としてはハリアーやカローラ、ミニバンなどファミリー層向けの車が多いです。

―90%が日本からの中古車という話でしたが、その理由はやはり品質にあるのでしょうか?
鈴木 そうですね。ケニアはモンゴルと同様で、日本車への信頼感が熱いです。技術・品質はやはり日本ブランドが圧倒的に強い印象ですね。

 

 

国が違えば常識は違う。日本とケニアでのお客様へのおもてなしの違い


―ケニアと日本のマーケットの違ったところはどういったところでしょうか?
鈴木 こちらはあくまで自論になりますが、日本式のそのままの“おもてなし”は海外では変な捉えられ方をする可能性があります。丁寧すぎる対応、頭を下げたり、必要以上にへりくだると、こびへつらっているという印象を与えて逆に不信感を与えることになります。お客様に喜んでほしい、感謝の気持ちは日本式を保っていますが、対応はローカルに合わせるよう心がけています。あくまでもお客様とは対等な立場で、礼儀正しく親密に堂々と対応すれば安心感を与え喜んでいただくことができます。

―おもてなし方法は国によって使い分けることが重要ということですね。ケニアの人々にとって、車とはどんな存在なのでしょうか?
そうですね。車は財産という認識があるため、愛車精神が強く、自分で修理されることもあるほどです。ただ、そういった熱い想いから、時にはお客さんと白熱した議論になることもあります(笑)。ですが、それを乗り越え信頼を得ることが、私たちにとって重要であると感じています。ケニアのお客様は日本と比べ、非常に車に詳しい方が多いため、作業内容や故障の原因を細かく、丁寧に説明するととても喜んでいただけます。細かく説明することで、嘘をついていない、信頼の証と捉えていただけているのではと感じます。

―ケニアで“愛車精神”が強いことは初めて知りました…!では、今後の展望を教えてもらえますか?
鈴木
 私たちの使命は高品質な技術サービスを低価格で提供する事により、ケニア、ひいてはアフリカ全土の車社会のアップデートをしたいと考えています。今後の展望としては、1店舗目の売り上げを50%アップさせ、利益率を安定させること。ケニアの輸送やサプライチェーンはまだ日本のように確立していないので、部品の仕入れ値などが安定せず月ごとに利益率に変動があります。利益率が安定すれば、品質の維持につながります。また、新たなアイディアや戦略を考える余裕が生まれてきます。

現地スタッフと撮影。かなり馴染んでいます。

鈴木 2店舗目は、まだオープンしたてですが、はやく地域のお客様の信頼を勝ち取り、“地場のガレージ”にしたいなと。年内には月売上100万円の達成を、そしてその1年後には売り上げ規模300万円の達成が目標です。その為には、お客様に認知していただくこと、サービスの価値を理解していただくことが第一ステップです。この地域のお客様の多くが劣悪な露天ガレージに慣れてしまっていて、当社の価格に驚くことが多いです。なぜ高いのか、なぜいい部品を使うことが大事なのかという啓蒙活動を含めて、ご理解いただけるよう働きかけています!

 

 

文化の違いが自身のスキルアップに。日本では経験できない体験がマネージメント力を大きく向上させた


―鈴木さんはケニアの整備事業に着任しまだ1年経たないと思いますが、ぶちあたった壁などはありますか?
鈴木 
そうですね。まずは文化の違いで、現地の整備士はとにかく車の扱いが悪く、また整備に使う工具も投げて雑に扱ってしまうので、なぜ雑に扱ってはいけないのか、そうする事でどんな問題が起きるのかを説明し理解してもらう事が本当に大変でしたね。あとは安全に対する認識が甘かったりするので、そこの意識改革に時間がかかりました。

―スタッフの指導の仕方も日本とは違うところはあるのでしょうか?
鈴木 ありますね。ミャンマーの文化と似ている所もあるかもしれないのですが、ケニア人(技術職)は自分に対するキャリアステップというより、「家族を養う」というところに重きを置いていますので、指導する際も「こうなったら事故につながって働けなくなる。そうなると家族を養えなくなるぞ」という指導をすると心に響くようです。

―国が違えば考え方が違うのですね。海外で働くからこそ身に付いたことはありますか?
鈴木
 自己解決能力がかなりアップしたと感じています。仕事中でも普段の生活でも、日本の様に便利なツールや信頼できるシステムが少ないので自分で創意工夫、根性で対応することが多くて(笑)。基本的に現地の業者の仕事は粗く、仕事を依頼しても、現場監督を自分でしないと注文通りの出来にはなりません。想定外が常に起きるので、細部への配慮が必要となり、嫌われる勇気もつきました(笑)。
また、海外ですと人材の流動性が日本とケタ違いに早いので、これに対応する必要があります。日本ですと人事異動や入社などは年単位が主ですが、こちらでは月単位で人材に動きがあります。人材の動きが速い中、人事評価、チームの形成、部族の均衡など対応しなければいけないことが多岐に渡るので、柔軟性も養われたかと思います。

―日本ではなかなか身に付けることができないスキルをたくさん吸収できるということですね!現地のスタッフと食事へ行くことは?
鈴木 「ケニアではボスはボスらしく」という考え方があります。日本では上司部下一緒に飲みに行ってコミュニケーションをとることは当たり前ですが、ケニアではボスと部下が一緒に食事をすることはまずありません。そうすることによって同等とみられてしまいコントロールが利かなくなってしまうのです。これはケニアがイギリスからの植民地としての時代が長かったことも影響しているのかもしれません。日本と感覚は全く違いますが、その環境だからこそ責任感であったり、マネージメントのスキルは身に付いたと感じています(笑)。

―慣れないことにでもポジティブに考えられる鈴木さんだからこそ、成長できる環境なのかもしれませんね。個人として、今後はどんな事に挑戦にしたいでしょうか?
鈴木 もちろん、まずは整備事業をビジネスとして成り立たせることが当面の目標ですが、個人的にはレースへの参加をしてみたいですね!ケニアはラリーやクロスカントリー(悪路走破)などのレースが盛んなのです。まずは、GLIONグループのトラストやOS技研と共にローカルのチームに部品、技術提供をし、いつかGLIONロゴをつけたラリーカーが、アフリカの荒野を疾走する姿を見てみたいです。
また、漠然と自分の商売をはじめてみたいという考えもあります。まだケニアに赴任して1年も経たないので、ケニアにいつまでいるのか、ここに根を張るのか自分でも想像できていません。ただ、ケニアの気候は比較的安定し土地も広大にあるので、農業や酪農にまだまだ伸びしろがあるのではと感じています。

―GLIONグループの可能性にワクワクしますね!では最後に、海外人材として一緒に働きたい人とはどのような人でしょう?
鈴木 何事にもポジティブにチャレンジできるマインドの方と働きたいですね。やはり日本のように便利ではないですが、外国に行くからこそ体験できる経験や順応性というのはかならず身に付くと思います。

―海外人材はGLIONグループとしてもかなり需要なポジションですので、我々本部としましても、海外で活躍したい人が働きやすい環境整備により力を入れたいと思います!本日はありがとうございました!

 


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【店舗概要】
会社名  :Japanese Vehicle Service Centre Ltd.
所在地  :KU Business Park, Thika Super Highway, Nairobi
TEL  :0790247247
営業時間  :9:00-18:00(2店舗目営業時間)
URL  :http://jvsc.co.ke/
設立年月日  :2015年10月

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