<番組や雑誌からオファー多数!>“トミタク”こと富松さんの驚きの自宅を大公開

Hello!GLIONでも何度かご紹介している「オーエス技研」で働く富松さんは自動車業界でちょっとした有名人。幻のエンジンと呼ばれる『オーエス技研TC24-B1』を甦らせた人物として知られているだけでなく、トミタクさんご本人の自宅にも注目されています。そのすごさは日本ではもちろん、海外から自宅や車、お宝グッズの取材オファーがくるほど…。そんなトミタクさんの自宅敷地には、ガレージが2棟あります。1つは前に住まれていた方が建築事務所として使用していたそうなのですが、トミタクさんはここをファクトリー付きのガレージに改造。そして、もうひとつのガレージはトミタクさんが友人たちとつくりあげ、大切な車たちの家になっているのだそう。広報部も自宅を見てみたい!ということで、実際に見学に行ってきました!

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■株式会社 オーエス技研 技術開発部 チーフエンジニア 富松拓也(とみまつ たくや)
1994年株式会社オーエス技研入社。クラッチ製造を経て、技術開発部兼任。1998年には数々の新機構と特許機構を備えたLSDの開発を開始し、その後スーパーロックLSDとして発売開始。日本のレースシーンを塗り替える。2012年にドライブシャフトの接続方法で国内特許を取得し、2014年には画期的なサイドギアのデザインで米国特許を取得したのち、これらの特許機構を採用したデュアルコアLSDの販売を開始。そして30年の時を経てTC24-B1Zエンジン再販開始のエンジン担当を兼任。
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木でできた味のあるガレージに住む名車たち


すごい!!手作りと伺っていましたのでこんなに本格的なガレージが登場するとは思いませんでした。

私は友人のクルマを趣味で研究修理をすることもありますが、その一人が大工さんで、『いつものお礼に何かしたい』とその大工さんとデザインを決めてガレージを建ててくれました。

規模がすごすぎます…(笑)。トミタクさんの車に対する愛情は、こんな素敵なガレージを作ってくださる方がいるほど、周りの人たちも幸せにしているということですね。にしても、本当に敷地が広いですね…。

これだけ広いのは岡山でもあまりないかもしれません。ガレージの中には3台格納しています。

あ、フェラーリ!こんな形のフェラーリがあるんですか?!いや、まず設備もすごい、これ本当にガレージですか…?(笑)エアコンもある!

実は、この木造ガレージはの電気は太陽光で発電したエネルギーをバッテリーに充電して電灯やエアコン、換気扇等々全て賄っています。ヤフオクに売ってたキットを買って自分で改造しながら組んでいます。

ガレージって汗まみれになるイメージでしたが、これだと夏も快適でいいですね。ごめんなさい、色々と気になることがあってあちこち聞いてしまうのですが、このフェラーリは一体…?

これは「フェラーリ512BBi」。GLIONグループでフェラーリを扱っているオートカヴァリーノに行ってもないと思います。古すぎるので…(笑)前のトランクとエンジンルームの開き方を見てください。

うわ、何ですかこれ!!

開き方もそうですが、見たことない形です!!

すごいでしょ、他にはあまりないですよ。”スーパーカー開き”ですね。あと、こんなにエンジンのスペースが広いのは今のフェラーリにはないです。乗員より凄さが優先というか。内装はダッシュボードやドア内張全て本革を丁寧に張っています。

ほんとだ、皮の匂いがします。これだけ年月が経っても綺麗ですね。これは値打ちがありそうです。

実はこのフェラーリ、タイヤを真ん中1個でとめているんです。

真ん中で1個…。どういうことでしょう。

他のクルマとは違って、これは真ん中1つでナットが留まっているのです。これが専用工具。今のフェラーリではセンターロックホイルは考えられないですよね。

レーシングカーはこのタイプだそうです。

センターロックホイールであると違いはあるのですか?

カッコよさと商品価値ですね。この時代のフェラーリのフラッグシップモデルのみに採用されていました。このフェラーリもエンジンもミッションも全て自分の手でガレージで積み下ろしして、バラバラにしてオーバーホールしています。ただ、所有しているだけではなくて構造を見ることにより色々な発見があります。

 「オーバーホール」とは「分解点検修理」のことだそうですよ!

見たことないです。そういったところにもこだわりがちりばめられているんですね。素朴な疑問なのですが、こういった名車は金額でいうとどれくらいの価値になるのでしょう…?

結局、実勢価格というものがないのです。欲しい人はいくらでもお金を積むし。これを保険とかで査定すると金額が全く違います。私たちクルママニアは、こういったクルマ達は”乗ってどこかへ行く”というものではなく、”このクルマに乗る”という理由で乗るものなのです。 用事があるときには乗ってはいけません(笑) 欲しい人が現れたときはそれなりでしょうね(笑)

深いです。金額が高く売れるからといって手放すかというとまた違う話ということですね、大変失礼しました。

前のオーナーさんは1981年、40代前半に3000万の新車で購入されていて、当時の貨幣価値だととても、とても高価だったと聞いています(笑)。70歳を超えて乗る機会が減ってきたので、「お金ではなく、この意思を継いでくれる人に譲りたい」ということで私の元に来てくれることになりました。こういった名車は、オークションのように金額で決めるのではなく、”誰に継いでもらうか”を重視して面接で決める事が多いです。私の元に来てから約6年。走行距離が10200キロ!だったのが13000キロを超えました(笑)。

それは知らなかったです。車って、ロマンですね。

でも、妻からは不満だらけなので、男のロマンは女のフマンでしょうか(笑)。

 

コストは二の次!他にもこだわりが詰まった超希少な車が


左のクルマは日産の『フェアレディZ』。オーエス技研のエンジンが積んであります。うちの社長のサインと、松尾さんという当時のフェアレディZのチーフデザイナーのサインが入っています。あと、くるくると書かれたのが、BREのピートブロックさんのサイン。 アメリカで当時の日本車(特に日産車)を使用してレーシングカーを作って走らせていた、レーシングコンストラスターです。この方もうちの社長と同じくらいの御年齢だと思います。10年程前に浜松で大きなイベントがあった時に、日産自動車から招待を受けまして、車両展示させていただいたときにゲストで来られていまして、サインを頂戴いたしました。

あれ、このエンジンってもしかして…。

そうなのです。このエンジンは1981年にオーエス技研で発表した元祖TC24-B1が搭載されています。 私が15年前に復活させました。15年前はこのTC24-B1を知っているのはオーエス技研関係者が極々一部の熱心なマニアしかエンジンの存在を知らなかったのですが、こんなに素晴らしいエンジンをこのままでは時代に流されてしまい、皆忘れ去られてしまうのがたまらなくイヤなので、復活させました。

これが“幻のエンジン”…。

メディアにたくさん取り上げて頂き、今のエンジン復活に繋げることができたのです!元祖品は現在4基稼働していまして、そのすべてを私がメンテナンスして動態保存に努めています。貴重な日本の工業遺産だと思っています。車体もボディ補強も兼ねてフルレストアを行っています。

レストアとは英語で「元の状態に戻す」という意味だそうです!

偉大な方々のサインも入っていますし、プレミア車ですね。

あと、こっちは「ホンダS600」。これも名車です。ホンダの「S」というのは、私が車好きになるキッカケであり、私のエンジニアとしての姿勢に大きく影響を与えてくれました。中学2年の時にホンダSのオーナーやファンが集うクラブ『ホンダツインカムクラブ大阪』へ入会して。自動車免許を取得するまで在籍していました。今思えばよくこんな子供を迎えてくれたな、と(笑)。本当に感謝しています。

中学校2年生って、14歳…?!

お小遣いを頑張って貯めてクラブのビデオを買いましたし、送ってもらった会報を読むのも大好きで、すっかりホンダのメカニズムに惚れこみました。エンジンもさることながら車体構造も全て独創的でした。本田宗一郎さんの出演しているTV番組も全てチェックしていました。「学ぼう」という姿勢ではなく、「こういう人が日本のものづくりを支えてきたんだな」という素直な気持ちで観ていました。その数年後、OS技研 岡崎会長との出会い…全く同じ考えを持った人だと、運命を感じましたね。

幼いころからものづくりに対する興味があったということですね。ちなみにこの車…屋根、開くのでしょうか。オープンカーみたいに。

開きますよ。今、新車でS660というクルマが出ているのですが、これはそのモデルの約55年前にありますね。

内装もレトロで雰囲気は抜群ですし、ルームミラーも独特ですね!

ルームミラーは上下に動きますよ。全部当時のままです。昔のもののほうがつくりが凝っているんですよ。コストは二の次という考え方でした。

追求するところが今とは違うんですね!ちなみにトミタクさん、今は何台保有されているんですか?

今は趣味車4つと自分のアシグルマと家族のクルマで計6台です。

自動車税がすごいですね…。

はい、いくら払っているか分かりません。(笑)7台目は火の車です。

うまいです。

昔、『スカイラインクーペCPV35』が出てすぐに新車を買ったのですが、優等生過ぎて壊れない(笑)ガソリンだけ入れておけばどこまでも走れる…。僕にはもったいな過ぎて、5か月で手放してしまいました。最高のクルマではダメなのだと思いました。

車好きの方は私たちと感覚が違うんですね。

 

 

もうひとつのガレージは工場であり、趣味の部屋


トミタクさんが取り上げられている記事を拝見させていただいたのですが、こちらのガレージは、工場 兼 趣味の部屋なのでしょうか?

はい。こちらがもうひとつのガレージになります。

すごい、工作機械もたくさんありますし、本当に家とは思えないほど本格的な工場ですね…!この車は?

これはマツダの「R360クーペ」。マツダが初めて出した四輪乗用車になります。デビューしたのが昭和35年でしたね。それまでずっと三輪を出していたのですが、「乗用車を作ろう」という話になったと聞いています。

とっても可愛らしいデザインですね!現代にはないお洒落さといいますか…欲しいです。ちなみに、これはMT車になるのでしょうか?

それが違うのですよ。実は日本初のAT車をラインナップした車種で、これもATです。

私でも運転できるわけですね…!ちなみに、この壁にある『Office Tomitaku』がいっそうこの場所にお洒落さをもたらしているなと思ったのですが、看板でしょうか?

ありがとうございます。これはプライベートの屋号で、友人がスタイリッシュな看板をつくってくれました。最初は外につけていたのですが、グーグルマップに認識されて、これはまずいとおもって中に入れました。(笑)

(笑)。この上の部屋にはたくさんのお宝があると伺ったのですが…!

そうですね、“大人の社交場”になっています。案内しますね。

 

今回はここまで!また、トミタクさんご本人が“大人の社交場”についてご紹介して下さるかも…?お楽しみに♪

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